どうもミサキです。
「今日もしっかり食べてくれるかな?」
皆さんが愛犬に食事を与える時、ふとこう考えることが多いと思います。
毎食愛情を持って与えるご飯をバクバク食べてくれる姿を見ていたいですよね。
そのために必要なことは何でしょうか?
- 好みに合わせて他のフードやトッピングを常備しておく
- おなかを空かせるためにしっかり運動、遊びを大切にする
- 栄養学を勉強する
すべて大切そうに見えますが、それよりも大事な意識を忘れがちです。
今回は愛犬の食事において最も大切なことは、飼い主の「楽しさ」である、について解説していきます。
☑️この記事で分かること
- 飼い主の不安は愛犬に伝わる
- 不安を楽しさに変えるには
-
わんちゃんの食いつきを上げるコツ4選
現在の僕は滋賀県竜王町のトリミングサロン PuppiesHouseMISAKI を運営しながら
全国の飼い主さんにとって有益な情報を届けたいと思い
YouTubeで動画配信と、週に1度質問にお答えするライブ配信を行なっています。
飼い主の不安は愛犬に伝わる
「これまで食べていたフードをいきなり食べてくれなくなりました。病気でしょうか?」
「新しいフードを試してみましたが全く食べてくれませんでした。今回もダメみたいです。」
ライブ配信でも動画のコメントでも圧倒的に多いのがこのような内容です。
愛犬のためにしっかりと調べ、色々試してみるも食べてくれない。
飼い主としては非常に残念な気持ちになってしまいますよね。
その気持ち、とてもよくわかります。
では一度、犬の気持ちに立って考えてみましょう。
犬は私たち飼い主の言動や感情を注意深くみています。
その感情を「自分へのメッセージ」として受け入れる傾向があると分かっています。
ご飯を食べてくれないことを繰り返すことで、
無意識に緊張感や不安感が生まれているかもしれません。
それが愛犬に伝わってしまい、さらに食べたくないという気持ちにさせてしまっているかもしれません。
なぜ食べないのか?その原因を予想するだけにして、おおらかな気持ちで接してあげましょう。
「食べないこと」に込められたメッセージはいくつか予想できます。
- 好きじゃない
- 他のものが食べたい
- 飽きた
- おかなが空いていない
- 具合が悪い
1つずつ見ていきましょう。
☑️ 好きじゃない
私たちに好みがあるように犬にも好き嫌いがあります。
犬は嗅覚からの情報と触感を大事にするため、フードの香りが好みに合っていないのかも。
香りは大丈夫なはずなのにおかしい...。その場合は粒の硬さや大きさが苦手なのかもしれません。
香りや粒の好みを知る指標になります。
香りは大丈夫なはずなのにおかしい...。その場合は粒の硬さや大きさが苦手なのかもしれません。
香りや粒の好みを知る指標になります。
☑️ 他のものが食べたい
これも好き嫌いに似た理由ですが、同じフードを継続するのではなく同じメーカーの違うお肉の種類で変えていく「フードローテーション」を行うことで解決できるかもしれません。
お肉によって栄養素も違うので偏らず、身体全体を健康に導く方法の一つです。
☑️ 飽きた
犬は嗅覚から得る情報を優先します。ご飯の香りです。
ドッグフードを与える場合は開封当初と、しばらく経った後の香りに違いがあります。
フードの酸化によって香りが劣化しているのです。
これを防ぐことによって常に香りが安定したご飯を与えることができます。
フードの酸化に気をつけるべき、ということに気付けます。
(酸化防止については別記事にて解説します)
☑️ おなかが空いていない
しっかり運動ができているでしょうか? おやつをあげすぎてはいないでしょうか?
特に家族で飼っている場合、誰が何を与えた?ということを把握する必要があります。
家族全体で愛犬の給餌に関心を向けるきっかけになります。
☑️ 具合が悪い
特に季節の変わり目では体調を崩し、食べなくなることが多いです。
心配ではありますが、ご飯を食べる様子でも愛犬の健康面をチェックできるということです。
ご飯を食べない、というメッセージにこれだけの気づきがあります。
この気づきを大切にして、毎食のご飯をおおらかな気持ちで与えるという意識を持ちましょう。
そして給餌が楽しくなる次のステップへ行きましょう。
不安な気持ちを「楽しさ」に変えるためには良い体験が必要です。
僕が体験談を話します。
不安を楽しさに変えるには?
僕が初めて「体験した!」と感じたのはACANAというフードに出会った時でした。
とあるきっかけでしばらく試すことができることになり愛犬にしばらく与えてみました。
(当時 11歳 チワワ)
-
1ヶ月後
シャンプーの時にふと気づきました。
「毛がふわふわになってる!」
シャンプーを変えたわけでもなく、変えたのはご飯のみ。
これは本当にすごいフードなのでは?と思ったのでもう少し続けてみることに。
-
3ヶ月後
薄かった黒目が濃くなり、歩くときも少しふらついていたのがしっかり歩けるように。
筋肉がつき、元気にジャンプもできるように。
そして試していた3ヶ月間で一番嬉しかったのは、毎日毎食残さずしっかり食べてくれたこと。
この体験が僕の給餌に対する意識を180度変えました。
もっと身体にいいフードはないか?
どんな栄養が必要?
どんな与え方が適切?
寝ることも忘れ、日々研究しました。毎回ご飯の時間は愛犬たちよりも僕がワクワクしています。
それはきっと愛犬たちにも伝わってるはず。
それでも愛犬たちは稀に食べないこともあります。でも恐れません。
愛犬と自分が変わった経験があるのできっと大丈夫、そう思えるからです。
食べてくれなくても大丈夫。愛犬と一緒に健康で楽しい給餌のための探求です。
まずは皆さんにもフードで変わった体験をして欲しいです。
まずは皆さんにもフードで変わった体験をして欲しいです。
食べてくれるフードが見つかったら、さらに食いつきを上げるテクニックをいくつか知りたくなると思います。
4つの方法をご紹介します。
食いつきを上げるコツ4選
☑️ ドライフードを軽く電子レンジで温める
500W〜600Wで5秒ほど温めてください。 ※栄養を壊さず香りを高めることができます。
(※長時間の加熱は栄養を壊してしまいます。)
(※長時間の加熱は栄養を壊してしまいます。)
☑️ 粒の形状を変える
一番知られている方法は「ふやかし」です。こちらは動画で解説しています。
多くの方法を紹介しているので参考にしてください。
もう一つは粒を砕く方法です。ナッツクラッシャーを使用します。
食感があわないのかも?と思う場合にぜひ試して欲しいです。
食感があわないのかも?と思う場合にぜひ試して欲しいです。
いきなり細かく砕きすぎず、少しずつ調節しながら試していきましょう。
☑️ 酸化防止対策をする
こちらは別記事にて詳しく解説しますが一番手っ取り早くできるのは、
ドッグフードを開封した後にキャニスターや真空パックに移し替えることです。
当店ではこちらのキャニスターをお薦めしています。
【Prepara】イヴァーク
移し替える時に空気に触れること以外は、ほぼ真空の状態を維持できる。
取り扱いが非常に楽なキャニスターです。
僕も気に入って使っています。
ドッグフード開封後、時間が経つと食べなくなる子にはこの対策が効果的です。
ドッグフード開封後、時間が経つと食べなくなる子にはこの対策が効果的です。
☑️ ウェットフードをトッピングする
お肉本来の香りを感じさせるにはやはりウェットフードです。
抜群に食いつきが上がります。
ただし、簡単なトッピングだとウェットフードだけを食べるようになってしまう子もいます。
【粒の形状を変える】で行った「ふやかし」を応用しましょう。
【粒の形状を変える】で行った「ふやかし」を応用しましょう。
ドッグフードをふやかしてウェットフードとよく混ぜて与えることで全部食べてくれるようになります。
まとめ
☑️ 食べない原因から気づきを得る。
☑️ 相性がいいフードを与えて愛犬の変化を体験する。
☑️ できることはすぐに改善。食いつきを上げる工夫もする。
☑️ おおらかな気持ちで、楽しんでご飯を与えること。
飼い主の感情は犬たちに伝わります。
1日でも長く、元気に楽しく生活したい。だからこそ飼い主も一緒に楽しみましょう。
1日でも長く、元気に楽しく生活したい。だからこそ飼い主も一緒に楽しみましょう。
こちらの動画では「胃腸を健康にして食欲を沸かせること」について解説しています。
動画公開後、愛犬がバクバクご飯を食べるようになった!と嬉しいお声が沢山返ってきました。
こちらもぜひご覧ください。
より良い体験を得て、みなさんの給餌が楽しくなることを願っています。